『The Players Tribune』は、元ブラジル代表FWロナウジーニョが8歳の頃の自分に送った手紙を掲載した。
グレミオの下部組織で育成され、その後パリ・サンジェルマン、バルセロナ、ミランなどでプレーしてきたロナウジーニョ。卓越した技術で一時は世界最高の選手となり、バロンドールも獲得した。
36歳となった現在は所属クラブがない状態となっているが、チャリティーマッチで見せるテクニックは錆びついておらず、次なる活躍の場を探している。
彼は8歳の頃の自分にどんな言葉をかけたいのか?その生い立ちにどんな秘密があったのか…。
ロナウジーニョ
「親愛なる8歳のロナウジーニョへ。
明日、君がサッカーをして家に帰ると、そこには沢山の人がいるだろう。叔父、家族の友人、そして知らない人までが。最初はパーティに遅れたかと思うだろう。
君の兄、ロベルトの18歳の誕生日を祝うため、皆がそこにいるんだよ。
家に帰ると、母はいつも笑顔で冗談を言っている。しかし、その時、母は泣くだろう。
そして、君はロベルトを見る。彼は浴室に君を連れていく。そして、理解できないようなことを教えてくれる。
『事故があった。父はもういない。彼は死んだんだ』
君には意味がわからないはずだ。どういうこと?お父さんはいつ帰るの?どこへ行ったの?と」