▼日本人：金崎夢生（鹿島アントラーズ/日本代表FW）

日本代表に新たな風を巻き起こした、原口元気や大迫勇也の名前も上げたいところだが、ここは鹿島の“世界2位進出”にも大きく貢献した金崎夢生を取り上げたい。日本人には希少な“闘える”ストライカーで、個人でボールを運ぶ力や決定的な場面でのハートの強さは、言うまでもなく日本人屈指。諸問題で代表チームから離れたが、来年は日本代表の主力になることも期待したい。

▼外国人選手：セルヒオ・ラモス（レアル・マドリー/スペイン代表DF)

“王道の人選”からはややずれるだろう。だが、チームへの貢献度に焦点をあてると、今年はバロンドール級であったはずだ。代表では残念な結果に終わり、ピッチ内外でいつものトラブルはあったものの、レアル・マドリーを救った数々の活躍は筆舌に値する。試合終了間際の窮地にゴールを上げる「土壇場男」は彼の代名詞となった。

▼日本人選手：清武弘嗣（ハノーファー⇒セビージャ/日本代表MF）

不運な怪我があったほか、ハノーファーも降格してしまった。だが、ブンデスで10番を背負ったことで覚悟を感じさせるプレーが増えた。日本代表においても、もはや香川や本田の代役ではなく堂々の主役になっている。

▼外国人選手：エンゴロ・カンテ（レスター⇒チェルシー/フランス代表MF）

昨シーズンのブレイクはまさに衝撃だった。ほぼ無名の存在で、獲得にはラニエリさえも不安を抱いたというが、プレミアリーグを席巻。小柄な体格ながらボールを掠め取る技術は天下一品で、レスターの優勝は彼なくしてはありえなかった。プレーも私生活も派手さはないが、黙々とプレーするその姿は無性に応援したくなってしまう。