「ウイニングイレブン」と聞いて、なにが思い浮かぶだろうか。
株式会社コナミデジタルエンタテイメントが製作する世界的なサッカーゲーム、通称「ウイイレ」。
シリーズ第1作の『Jリーグ実況ウイニングイレブン』が誕生したのは、1995年のこと。それから21年が過ぎた現在、サッカーファンや選手なら誰もが知っているタイトルと言って良いだろう。
いや、ある意味でそれ以上と言える存在だ。
特に、世界のサッカーに対する関心が日本中で高まった2000年代、「ウイイレ」はサッカーファンだけではなくゲームファン、さらには一般層にも浸透。ゲームというよりも“コミュニケーションツール”として定着していった。
音楽プロデューサーの小室哲哉さんなども「ウイイレ」好きとして知られる一人。かつては自宅で大型テレビを使って大会を開催していたことで知られ、近年でも新作を購入、楽しんでいる様子がSNS上で明らかとなっている。
WE2015を買ってしまった‼️
— Tetsuya Komuro (@Tetsuya_Komuro) 2014年11月25日
12時くらいに、2試合くらい
実名でon line登場しまーす。
実名だよ。
— Tetsuya Komuro (@Tetsuya_Komuro) 2014年11月25日
WE11経験者。 pic.twitter.com/p1ZQ3Y9V
— Tetsuya Komuro (@Tetsuya_Komuro) 2012年9月4日
まるでゴールドディスクのように飾られた歴代の作品…。小室さんの果てしなき「ウイイレ」愛が感じられる。
「ウイニングイレブン」シリーズがこれだけの存在になったのは、“ただのゲーム”ではなかったことが要因だろう。友達の家や部室など、様々な場所で親しまれ、朝まで「ウイイレ」に明け暮れたという人も多いはず。快速ババンギダやロベカルのFW起用といったゲームならではの伝説?も生まれた。
今年の春にはそんな思い出再びと、「ウイイレ部屋」という面白空間も期間限定ながら誕生。懐かしさ満点のPVも話題になった。
それもこれも、「ウイイレ」、特に対人戦が純粋に面白かったというところが大きい。サッカーというスポーツの本質的な部分でもある、人と競うことの楽しさ・熱さが詰まっており、だからこそ、もはや一つの文化と言えるほど定着していた。
前置きが長くなったが、そんな「ウイイレ」が、対人戦における画期的な取り組みを始めている。Qolyでも既にお届けした、eスポーツの専用モード「PES LEAGUE モード」の搭載だ。