18日はクラブワールドカップの大会最終日。レアル・マドリー対鹿島アントラーズの決勝戦の前に、3位決定戦が横浜国際総合競技場で行われ、南米王者のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)が北中米カリブ王者のクラブ・アメリカ(メキシコ)を2-2、PK戦4-3で下した。

試合は3位決定戦らしく、これまでの試合とは打って変わってオープンな展開になる。

前半6分に決まった先制点はオウンゴールから。アトレティコ・ナシオナルのオルランド・ベリオがゴール前に侵入し、これを防ごうと足を伸ばしたクラブ・アメリカのDFミゲル・サムディオにボールが当たったのだ。

さらにアトレティコは26分、右サイドに開いたベリオの折り返しを、中央に飛び込んだアレハンドロ・ゲラが右足で合わせ追加点をマークする。

レアル・マドリーとの準決勝では洗練された守備で見せ場を作ったアメリカだが、大一番に敗れた後遺症からか波に乗れない。しかし、38分、オウンゴールを喫したサムディオが左サイドのスペースを突き、折り返しを受けたマイケル・アロージョが左足で押し込み1点を返す。

これで息を吹き返したアメリカは、後半に入りPKを獲得。これをエースのオリベ・ペラルタが落ち着いて決めて2-2に追い付く。

その後、両者とも決定的な機会を迎えられず、勝負は今大会初のPK戦へ。先攻のアメリカは最初の2人が外したのに対し、後攻のアトレティコは4人が決め、4-3で勝利した。

その結果、アトレティコ・ナシオナルが大会3位に、クラブ・アメリカが4位となった。

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