『Sowetan』は「元FIFA会長のゼップ・ブラッター氏は、ジャンニ・インファンティーノ氏にアドバイスを送った」と報じた。
先日行われたFIFA会長選挙において、UEFA事務総長のジャンニ・インファンティーノ氏が過半数を超える票を獲得し、サッカー界のトップが18年ぶりに変わることとなった。
彼には、このところ世界を騒がせてきた大規模な汚職事件からの信頼回復が求められることになり、大きな仕事が期待される。
記事によれば、前任のゼップ・ブラッター氏はジャンニ・インファンティーノ氏への公開書簡で以下のように書き、会長職は奇跡が求められる場所だと警告を発したという。
ゼップ・ブラッター
「私はあなたを祝福しよう。
しかし、思い出せば――あなたが望んだこのポジションは、簡単なものにはならないだろう。奇跡が期待されるからだ。
私は41年間貢献してきたFIFAにおいて、最後の18年間でこれらを期待されてきた。
私が始めた改革によって圧倒的な得票を得られたことで、奇跡の実現が助けられた。
もしチャンスがあるのならば、見解やアドバイスを求めることを躊躇ってはいけない。現時点では、冷静でいなさい。
あなたには2ヶ月ある。決定事項を実行に移すまでにはね」
「よく自分自身を準備して、警戒していなさい。
誰もがあなたをサポートする。誰もが良い言葉を言う。一旦会長になったなら、友人は稀なものになるのだ。
金曜日の18:01にあなたが会長に選ばれたとき、私にのし掛かっていたプレッシャーは外れた。
今後の人生においては、より少ない責任の中で、多くの時間を過ごすことが出来るよ」