22日、『Mirror』は「ボーンマスに所属しているFWベニク・アフォービは、イングランドサッカー協会(FA)のミスでワールドカップ予選に出られなかった」と報じた。
かつてアーセナルのユースで育成され、トップチームにも昇格したアフォービ。様々なクラブへのレンタルを経て退団し、昨季半ばからはボーンマスでプレーしている。
彼はイングランドの各年代で選抜されてきた経験を持っているが、先日以前から誘いを受けていたコンゴ民主共和国の代表に入ることを決断した。
両親の出身地へと国籍を切り替えることになった彼はFAにそれを申請し、手続きを行っていた。
ところが、彼がワールドカップ予選にデビューすることはなかった。その理由は、なんとFAの書類送信ミスであったという。
FAの職員は、アフォービが呼ばれたコンゴ民主共和国ではなく、コンゴ共和国に書類を送信していたとのこと。
(コンゴ民主共和国)
(こっちがコンゴ共和国)
このエラーを修正するために10日間を要し、FIFAがそれを解決した際には、もうワールドカップ予選ギニア戦が終わっていたとのことだ。
残念ながらアフォービは合流しながら出場できなかったが、コンゴ民主共和国は2-1と勝利を収め、グループ首位を守ることに成功。アフォービも環境に慣れるという価値があったと語った。
ベニク・アフォービ
「僕はチームや状況に慣れなければならなかったから、旅をする価値はあったし、試合にも勝った。プレーできないことに失望はしたが、重要なのは怪我なしでクラブに戻ることだよ。
いつだって代表チームよりもクラブチームの方が優先されるものだ。僕はボーンマスでできるだけプレーできるようにしておきたい」