クラブユースの日本一を決めるJリーグユース選手権大会。

「Jユースカップ」という名で知られるこの大会は今年も佳境に差し掛かっており、13日にはベストアメニティスタジアムで準決勝が行われた。

2試合目に登場したのは、準々決勝をPK戦の末制したサンフレッチェ広島ユースと松本山雅U-18の両チーム。

試合は7-0で広島が大勝するのだが、均衡を破った先制点がなかなか技ありであった。

0-0で迎えた7分、ゴール正面やや右側でフリーキックを得た広島は、DF川井歩が意表を突いたこのキック!

ゴールまではやや角度があり壁の外側から巻くのは難しいかに思われたのだが、「ここしかない」という絶妙なコースにボールを蹴り込み、鮮やかに先制ゴールを奪った。準々決勝のPK戦で活躍した松本GK古瀬圭佑もわずかに届かず…。

広島を率いる沢田謙太郎監督は、このゴールについて「その前に何度かチャンスを逸していたので、今日もなかなか取れないかなと思っていた矢先に、ああやって川井のFKが決まって勢いづけたと思います」とコメント。やはり川井のゴールでチームに火がついたようだ。

松本山雅に大勝した広島は、これで3年ぶりの決勝進出。FC東京U-18とのファイナルは、19日(土)の午後1時からヤマハスタジアムで開催される。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手