日本時間8日より投票が行われているアメリカ合衆国の大統領選挙。
メディアで圧倒的有利が報道されてきたヒラリー・クリントン氏(民主党)は各州で苦戦を強いられており、ドナルド・トランプ氏(共和党)が快進撃を続けている。
そんな状況下ではあるが、もしクリントン氏が当選した場合は同国史上初の女性大統領となる。今回は、サッカー界で要職にある(あった)女性リーダーたちを見てみよう。
チャン・ユェンティン(香港)
昨年末に27歳の若さで香港1部リーグの東方足球隊の指揮官に就任した女性監督。
前監督が中国を去ることになったため、シーズン中にアシスタントから昇格する形だったが、チームをリーグ優勝に導き大きな話題となった。男子サッカーの歴史上、女性監督の率いるチームがトップリーグで優勝するのは初めてのことだった。
アン・バッジ(スコットランド)
スコットランド出身の女性実業家、古豪ハーツの会長。
ハーツは深刻な財政難により2013年に経営破綻し、その後ビッコ・カンパニーが株式を買収した。そして、会長になったのがバッジ氏。大学で心理学を学んだ後、プログラマーとして働き、1985年にパートナーのアリソン・ニューウェルと共に『Newell & Budge』を設立。ソフトウェアのオーダーメイドやITシステムの構築を請け負う会社として成長を遂げた。
ただしバッジ氏は無報酬のエグゼクティブ・チェアマンとなり、クラブの所有権は5年以内にハーツのサポーターグループによる財団に移管される予定となっている。