『Gazzetta dello Sport』など各メディアは、「イタリア・セリエAのインテルは、株主総会において財務書類を発表した」と報じた。

昨季ロベルト・マンチーニ監督の元で大きな補強を行ったインテル。クラブとして好成績を残すことはできず、最終的にマンチーニ氏も今季開幕前に解任されている。

今回の財務資料によって、その補強によって支払われた本当の金額、ボーナスなども含めた数字が明らかになった。

2015年6月にモナコから獲得されたジョフレイ・コンドグビアについては、公称では3100万ユーロ(およそ35.4億円)であるが、実際は4050万ユーロ(およそ46.3億円)が支払われている。これはボーナス、エージェントへの手数料が加わっているためであるとのこと。

また、アルゼンチン代表MFエベル・バネガも、公称はフリーエージェントであったものの、代理人の手数料によって450万ユーロ(およそ5.1億円)の負担になっている。

イヴァン・ペリシッチも昨年1600万ユーロ(およそ18.3億円)であったところが1900万ユーロ(およそ21.7億円)に上昇しており、これもボーナスなどが影響しているそうだ。

また今夏の補強であったガブリエウ・バルボーザは2950万ユーロ(およそ33.7億円)、ジョアン・マリオは4500万ユーロ(およそ51.4億円)、アントニオ・カンドレーヴァは2500万ユーロ(およそ28.6億円)、クリスティアン・アンサルディは1050万ユーロ(およそ12億円)、ジャンルカ・カブラーリが550万ユーロ(およそ6.3億円)となっている。

ローンに出されているフアン・ジェズズは「降格しない限りローマが買い取る」という条項が付随しており、ドド(サンプドリアへローン)は2017−18シーズンに先発出場した時点で買い取り義務が発生する形である。

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