エリック・アビダル
(誰が歴史上最高の選手?)
「メッシだ。その前はベッケンバウアーだ。彼はスマートな男だ。そして、おそらくマラドーナだ。彼は素晴らしいストライカーだね」
(若い選手に言いたいことは?)
「私はいい例になると思うよ。モナコではただの若い選手としてスタートして、サッカーを教えられた。
もしお金が欲しければ、サッカーをして、いいプレーをしなければいけない。それが出来なければ、バイバイだ。
食べて、プレーするよりも長く寝て、寝て、寝て。それが君にとって良くなるし、良いサッカーのためになる。このメッセージは、ピッチ上での時間を楽しむためだ。
人生を楽しめ。目標に邁進しろ。少なくともその70%を達成できなければ、それで終わりだ。
私がともにプレーした数名の選手は、2年後には辞めていた。その名前もわからない。
金のためにプレーしていたら、それは変わる。ファーストチームとセカンドチームで同じプレーができないんだ。彼らのキャリアは終わった。
それは仕事に似ている。給与を受け取るわけだが、それはいい仕事をしてからの話だ。サッカーも同じだ。プレーするのが最初だ」
(ウンティティについては?)
「彼は23歳だ。最高の選手と練習しているし、素晴らしい未来を持っている。しかし、選手につきまとうのは『何を成し遂げられるのか』だ。彼の目標、そしてメンタリティに依存する。
世界最高のクラブでプレーしている。代表チームでもプレーしている。長い道のりが舗装されている。
サッカーは複雑なものだが、彼はいい場所にいる、才能はあるし、幸運でもある。そして同時に謙虚でもあるね」
アビダルが語る最高の友人、そして若手への熱いメッセージ
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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