2011~2013年にCONCACAFチャンピオンズリーグ(以下CCL)3連覇の偉業を成し遂げ、クラブ・ワールドカップで日本にもやってきたメキシコのモンテレイ。

金銭的に裕福なメキシコ・サッカー界の中でも資金力に優れているといわれ、現在もコロンビア代表MFエドウィン・カルドナ、ドルラン・パボン、ウルグアイ代表カルロス・サンチェスら、中南米の強力な外国人選手が数多く所属している。

彼らは今季のCCLにも出場しており、当然、優勝候補の一角だったのだが、このほどグループステージで敗退する波乱があった。

CCLのグループステージは3チームがホーム&アウェイの総当たりで4試合を行い、1位のみが決勝トーナメント(ベスト8)に進出する仕組みとなっている。

グループ2位のモンテレイは14日、同1位に立つアラベ・ウニド(パナマ)と敵地で直接対決。この一戦を落とすと1試合を残して敗退が決まる背水の陣だったが、43分にコーナーキックから先制点を許すと、

47分には、パナマ代表MFホセ・ゴンサレスの見事なゴールによって追加点を奪われてしまう。

その後1点を返したが、1-2で敗れてしまったのだ。

CONCACAFによると、CCLでモンテレイがメキシコのチーム以外に敵地で敗れるのは5年ぶりになるとのこと。その結果、来年UAEで開催されるクラブ・ワールドカップへの出場も消滅することになった。

アラベ・ウニドはメキシコで行われた一戦でもモンテレイを撃破しており、今回の試合でそれがフロックではなかったことを証明した形。

パナマといえば近年代表チームが目覚ましい成長を遂げる一方、選手のほとんどは国外組で国内のクラブは目立った成績を残していなかった。それだけに同国のメディアも「イストリコ(歴史的)!」と、今回の快挙を賞賛していた。

この勝利は、メキシコ勢が大会8連覇中と無類の強さを発揮するこの大会に一石を投じることになるだろうか。

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