今年5月に行われたFIFA年次総会で、ついにFIFAへの加盟が正式决定したコソボ。

1991年に旧ユーゴスラビアから独立したコソボは自ら「共和国」であるとを宣言してきたが、政治的背景からFIFAやUEFAは長く独立を容認してこなかった。

しかし、コソボの独立が国際的にも承認され始めたことを受け、FIFAはついに加盟国として認定。才能あるタレントを数多く輩出する土壌があるだけに、FIFAへの加盟はコソボサッカー連盟にとっても大きな転換点となっていた。

そんなコソボ代表は2018年ワールドカップ予選でグループIに振り分けられており、5日、フィンランドのトゥルクに乗り込み史上初となるワールドカップ予選に挑んだ。

いわゆる「公式戦」の舞台で、コソボ国歌が演奏されたのはもちろんこれが初めてのこと。コソボの国歌はスペイン同様歌詞が存在しないが、コソボの人たちにとっては胸に去来するものがあったことだろう。

試合はパウルス・アラユーリのゴールでフィンランドが先制するのだが、歴史的瞬間は後半に訪れた。

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