J1とルヴァン・カップの両コンペティションで、続けて3試合を行うヴィッセル神戸と浦和レッズ。
先週末に開催された第1ラウンドは、2-1で神戸が浦和を下した。
公式サイトへ昨日のホームでの「ヴィッセル神戸vs浦和レッズ」の試合写真(115枚)を掲載しました。https://t.co/oMvuxfX0LI #vissel #神戸vs浦和 pic.twitter.com/daa8CsCFw6
— ヴィッセル神戸 (@vissel_kobe) 2016年8月28日
5-4-1のシステムでこの試合に臨むなど、「対浦和用」のサッカーで勝利を掴んだ神戸のネルシーニョ監督。
33分生まれた先制点は、浦和のサッカーを攻略する上で鍵となるようなプレーから生まれている。
攻撃を組み立てようと、浦和はプレーメーカーである柏木陽介が最終ラインに降りてくる。
ここから武藤雄樹へ縦パスを送るのだが、これに反応したのが最終ラインでの出場となった高橋祥平だ。
柏木のくさびのパスにすぐさま反応するとインターセプトに成功し、これが神戸のカウンターに。ボールを拾ったレアンドロがペドロ・ジュニオールへとパスを送り、最後は西川周作を冷静にかわしてゴールを決めた。
ポゼッション時、4-1-5のようなシステムになる浦和。中盤を意図的に空け、そこに5枚の選手が下りてくることで相手のギャップを作り出すというのが狙いだ。
そうした浦和の攻撃では1枚の中盤から縦に入るパスがきわめて重要となるのだが、やはりネルシーニョ監督からそのことを強く指摘されていたのだろうか。柏木のパスが少し甘めに入るとこれにしっかりと反応し、素晴らしいパスカットから先制点を演出した。
試合後、高橋はこのプレーについて「狙っていたというより、途中、2シャドーに対してのマークがあやふやになってしまい、ベンチから強く行くように指示がありましたので、狙っていこうという意識はありました。それが繋がって良かったです」とコメント。
魂を感じさせるプレーでチームの勝利に貢献した高橋は、神戸が主催する特別賞「Mr.ファイティング・スピリット賞」を獲得。
神戸は31日、再びノエビア・スタジアムでルヴァン・カップの1stレグに挑む。