Jリーグ屈指の熱さを持つ“アドレナリン全開男”こと浦和レッズDF那須大亮。
そんな那須が浦和へ移籍してきてから、試合前のルーティーンとして行っている“儀式”をご存知だろうか?
記念撮影を終えた浦和の選手たちはピッチへと散らばるのだが、那須はなぜかベンチ前へ…。
するとベンチ前にいたチームスタッフが那須の背中をおもいきり叩き、ピッチへと送り出した!
実はこれ、那須が試合前に必ずやる“闘魂注入”。
那須はキックオフ前にベンチ前へと姿を見せ、クラブのマネージャである水上裕文氏の前へやって来る。すると水上氏が左右両方の手で那須の左胸をパンチし、その後少し屈んだ那須の背中に張り手を食らわすのだ。
このルーティーンは那須なりの気合いの注入方法であるようで、裏方でチームを支えているスタッフの気持ちを受け取るという意味合いがあるようだ。一説には、横浜F・マリノス時代の同僚であった故松田直樹と試合前にやっていた平手打ちがもともとの始まりであるという。
那須は他にも前後半のキックオフ前、目をつぶりながら空に向かって両手を上げる。その姿から「元気玉ポーズ」と呼ばれているが、これも自分を奮い立たせるもの。
情熱的な那須らしい、気持ちが伝わってくる儀式だ。