Nikeが誇る4サイロのサッカースパイク。その中でもボールコントロールを重視した「マジスタ」シリーズに今月、新作が登場した。

Nike 'Magista 2'

その名も『マジスタ2』。今回のリニューアルに当たっては、アッパー、そしてソールに大きな変更が加えられている。

Nike Magista Obra II

詳細やコンセプトについては後述するが、アッパーに凹凸を付けることによってコントロール性を高める手法は、「マジスタ」の一つ前「CTR360」シリーズでも見られたものだ。

Nike Magista Opus II

特に、フライニット&ダイナミックフィットカラー未採用の『マジスタ オーパス II』の丸型グリップラバーは、『CTR360 マエストリ III』などの3Dコントロールパッドを思い起こさせる(あちらはインサイド側のみだったが)。

ちなみに、『マジスタ2』の流れるようなカラーリングは、ヒートマップをイメージしたデザイン。

テストサンプルにおいて、データを理解するためにヒートマップを描いていたところ、それが実に印象的で、ピッチ上で他に類を見ない美しさであったことから採用された。

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