先日14日にフランスのニースで発生したテロ事件。
チュニジア生まれの男が花火見物をしていた人々の列にトラックで突っ込こみ、すでに80名以上の死者が出ている。
フランス革命の記念日を祝うパリ祭の日に起きた事件ということで日本でも大きく伝えられたが、主犯の男はもともとEURO2016の観客を標的にしていた可能性があったという。英国『Mirror』が伝えている。
Bastille Day terrorist originally planned to target Euro 2016 fans https://t.co/1xF8IlDfBd pic.twitter.com/cVqcdnK2e9
— Daily Mirror (@DailyMirror) 2016年7月20日
記事によれば、事件について捜査していた警官が犯人の携帯電話をチェックしたところ、ニースにあるファンゾーンの様子を収めた写真が確認されたという。
ファンゾーンとは、UEFAが主催するパブリックビューイングイベントのこと。
開催都市のファンゾーンには大型のディスプレイが用意され、チケットを持たないファンは無料で入場し試合を楽しむことができる。
今回事件現場となった場所はニースのファンゾーンから500ヤード(およそ450m)ほどしか離れておらず、犯人が偵察のために写真を撮っていたという可能性があり、現在警察は調査を進めているという。
なお、記事では犯人が犯行を考えていたのは6月27日のイングランド対アイスランド戦だったのではないかとも伝えている。この試合ではイングランドから2万人がニースを訪れていた。
ちなみ犯人は現場に駆けつけた警官によって射殺されているが、その場所は大会期間中にルーニーの妻であるコリーンさんが滞在していたホテルのすぐ近くであったそうだ。