アウクスブルクは19日、元セルビア代表MFでセレッソ大阪でもプレーしたゴイコ・カチャルを獲得したと発表した。

カチャルはノヴィ・サド出身の29歳。

センターハーフを本職とするがユーティリティー性が高く、センターフォワードやセンターバックとしてもプレーができる。

ヴォイヴォディナでプロデビューを果たし出場機会を増やすと、2008年1月にはヘルタ・ベルリンへとステップアップ。その後はハンブルガーSVに在籍し、2014年にはランコ・ポポヴィッチ監督率いるセレッソ大阪にローン移籍を果たす。

セレッソでは藤本康太の負傷離脱によりセンターバックとして起用され、12試合に出場し第3節の清水エスパルス戦では得点もあげた。

その後カチャルは同年7月に契約満了のためハンブルガーへと復帰していたものの、なかなか出場機会を得られず。昨シーズン限りで契約満了となり、このほどアウクスブルクにフリーで加入した。契約期間は2018年6月まで。

セレッソ大阪時代の2014年シーズン、カチャルは第7節でガンバ大阪と対戦しているが、この時宇佐美は出場していなかった。宇佐美と顔を合わせるのはこれが初めてになるはずだ。

カチャルは公式サイトのなかで、「昨季HSVの選手としてアウクスブルクで試合をしてから、こんなにも早くここに帰ってくるなんて予想もしていなかった。ここ数年目覚ましい発展を見せるアウクスブルクでの新しいチャレンジが楽しみだ」とコメントしている。

U-21セルビア代表時代には1試合5得点をマークし、2008年の北京五輪や2010年のワールドカップでもメンバー入りを果たしているカチャル。ポテンシャルや国際経験は確かなだけに、アウクスブルクにとっていい補強になりそうだ。

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