『Gazzetta dello Sport』は「イングランド・プレミアリーグのチェルシーは、ローマのギリシャ代表DFコスタス・マノラスの獲得を狙っている」と報じた。
ローマで活躍する若手DFマノラスは、アーセナルからも関心を寄せられていると言われる期待のセンターバックだ。
記事によれば、チェルシーは彼に対して3200万ユーロ(およそ37.5億円)の移籍金、年俸400万ユーロ(およそ4.7億円)という条件を提示しているという。
マノラス自身は既にローマとは契約更新をめぐって対立しており、提示された新たな条件に満足していないと言われている。
ただ、問題はローマ側がマノラス獲得時に結んだ契約にあるようだ。
どうやら2016年8月31日までにマノラスを売却した場合、ローマは獲得元のオリンピアコスに1000万ユーロ(およそ11.7億円)を支払わなければならないという条項があるという。
このため、今夏のマーケットで売る場合、ローマにとっては収益のうち大きな割合を支払いに回さなければならなくなる。
逆に言えば、それだけの額をプラスしたお金を出せるならば、競争は激しくならないだろうと予想できるわけだが・・・。