EURO2016ラウンド16のクロアチア対ポルトガルは、延長戦の末にポルトガルが1-0で勝利した。

試合は90分間枠内シュート無しという非常にじりじりとした展開となったが、延長戦に入りグループステージでスペインを抑えて首位通過したクロアチアが、3引き分けでなんとか突破したポルトガルのゴールに迫り始めていた。

しかし、クロアチアの猛攻に耐えたポルトガルは、PK戦突入まで5分を切った117分に決勝ゴールを記録する!

(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)

カウンターからレナト・サンシェズが中央をドリブルで持ち運び、左サイドのナニへパス。しかし、クロアチアは3人が対応しており、ピンチを防いだかと思われた。

しかし、ナニが間髪入れずにアウトサイドのパスを繰り出すと、ボールはDFの間を見事に潜り抜け、一番遠いサイドのロナウドの元へ!ロナウドのシュートはクロアチアGKダニエル・スバシッチが超セーブでブロックしたものの、こぼれ球を投入されたばかりのクアレズマが頭で押し込んだ。

考えられ得る中で最も難しい選択をし成功させたナニだが、別の角度で見ると、

DFの股の間を通し、ボールがアウト回転でロナウドの元へ届いていることが分かる。

日本時間夜明け前の試合である。パスを出したのがクアレズマだと錯覚した視聴者の方もいたのではないだろうか?

クアレズマといえば「アウトサイドキックの達人」として知られる選手であり、大会前のエストニア戦でも“神アウト”でロナウドのゴールをアシストしている。しかし、今回はそのクアレズマのお株を奪うナニのスーパーなパスから、決勝ゴールが生まれたのだった。

ちなみにナニは前半、こんな酷いパスミスからピンチを招いており…

(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)

汚名を返上する見事な一撃となった。

ここまでなかなか思うような試合ができていないポルトガルだが、同国のサッカー界を引っ張ってきた3人の役者によって8強入りを決めている。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい