EURO2016限りで代表チームからの引退を表明していたズラタン・イブラヒモヴィッチ。

22日、ベルギーとのグループステージ第3節に先発出場を果たした。

第1節、第2節と白星がなかったスウェーデンが逆転で勝ち抜くためには勝利が絶対条件であった。

しかしいくつかあったチャンスを決めきることができず、試合はラジャ・ナインゴランの得点により0-1でベルギーが勝利。敗れたスウェーデンは敗退が決定し、イブラヒモヴィッチはこれがスウェーデン代表でのラストゲームとなってしまった。

そんなズラタンだが、ゴールにはならなかったものの最後の試合でアクロバティックなプレーを見せてくれた。


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0-0で迎えた63分、右サイドからのクロスにマルクス・ベリが合わせると、このボールがイブラヒモヴィッチの前方に。

テコンドー仕込みの足を高く上げたキックでこれをゴールへと運んだのだが、主審のフェリックス・ブリッヒは直前のプレーでベリにファウルがあったとして、このゴールを認めなかった。

それにしても、「これぞズラタン」といった驚愕のプレーである。

足はほとんど180度に開いており、マークについていたトーマス・ヴェルマーレンの頭を軽く越えている。これがもしもファウルでなかったら、きっとスーパーゴールとして後世に語り継がれていたはずだ。

EURO2004から3大会連続でゴールを記録していたイブラヒモヴィッチだが、今回はノーゴールのまま大会を去った。代表チームでの通算成績は、116試合62得点だった。

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