連日熱戦が繰り広げられているEURO2016。眠れない日々の続いているサッカーファンも多いことだろう。

イングランドとロシアの試合ではサポーターが衝突するなど、悲しい出来事も起きてしまったが、まだまだ大会は始まったばかり。これから明るい話題が多くなるはずだ。

そんなEUROに参戦中のスター選手といえば、ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドと、スウェーデン代表のズラタン・イブラヒモヴィッチだ。共に絶対的なエースであり、チームの浮沈の鍵を握る選手である。

そんな彼らが今大会で目指しているであろう記録がある。それは、EURO歴代得点記録の更新だ。

フランス人は固め打ちが得意?

現在、歴代最多得点記録を持っているのはフランスのレジェンドであるミシェル・プラティニ。プラティニは1984年大会で9ゴールを奪って得点王を獲得している。

ワールドカップの1大会記録を持っているのが元フランス代表のジュスト・フォンテーヌ(13得点)であることを考えると、フランス人は“固め打ち”の得意な人種なのかもしれない?

さて、そんなプラティニの記録を超えることができる位置にいるのがロナウドとイブラヒモヴィッチ。彼らは共に6点を決めており、3点でプラティニに並ぶことが可能な状況にある。4点奪えば新記録となり、歴史に名を残すことができるのだ。

常に勝者として栄光を勝ち取ってきた両選手が新記録の樹立を狙っているのは言うまでもないだろう。

なお、今大会参加の選手の中では、イングランド代表のウェイン・ルーニーも5得点を積み上げており、今大会で”プラティニ超え”を狙える位置にあることもお伝えしておこう。

【次ページ】歴代通算得点記録は?