『Guardian』は「ペルセポリスに所属しているイラン代表GKスーシャ・マカニに対し、連盟の懲戒委員会は6ヶ月の出場停止処分を言い渡した」と報じた。
その原因は、以下の写真だった。
#Iran'ian goalkeeper #SoshaMakani banned for 6 months over "SpongeBob trousers"https://t.co/p59g58EBD2 pic.twitter.com/utDQ45k8Rj
— Voices of Iran (@Voices_of_Iran) 2016年6月8日
右に映っているスーシャ・マカニは明るい黄色のパンツを身に着けている。記事ではこれがアメリカのキャラクター「スポンジ・ボブ」に似ていると書いている。また、Tシャツも英語が印刷されているものだ。
この服装に対し、イランのサッカー連盟で道徳的ポリシーを担当している懲戒委員会が「不適切である」と判断したのだ。
その結果スーシャ・マカニには6ヶ月という非常に大きな出場停止処分が言い渡されることになった。
イラン当局はこの種のアメリカ文化やタトゥーなどの服装面に厳しい立場を示しているほか、ソーシャルメディアに掲載されるものを厳しく制限している。
2014年ワールドカップでは代表選手に対して女性と写真を撮ることを禁止するなどの措置も行っていた。
スーシャ・マカニは以前もヒジャブ(イスラム圏の女性に着用が義務付けられている布)を被っていない女性と写真を撮ったことから投獄された経験がある。
Sosha Makani: Iranian goalkeeper arrested for ‘posting indecent photos of himself and a ... https://t.co/jTaH6X772y pic.twitter.com/YK9krpoyjm
— Sturvs (@sturvs) 2016年1月12日
マカニはこれら連盟や政府が敷いている規制に対して挑戦的な姿勢を見せている選手の一人である。