いよいよ開幕するコパ・アメリカ・センテナリオ。
今大会のメンバーに選出された10代の選手のなかから、とびっきりの5人をピックアップしてお届けしよう。
クリスティアン・プリシッチ
チーム:アメリカ
所属クラブ:ドルトムント(ドイツ)
登録ポジション:MF/FW
生年月日:1998年9月18日(17歳)
この半年足らずの短い間にプリシッチの人生は一変した。
今年1月にドイツの名門ドルトムントで初出場を飾ると、3月には新しいモノ好きなユルゲン・クリンスマン監督によってアメリカA代表に招集され、デビュー。4月にはブンデスリーガ歴代4番目の記録で初ゴールを決め、このコパ・アメリカに大会最年少で選出されることになった。
日本で「香川真司の新たなライバル」と報じられているように、プリシッチはずば抜けたテクニックを持っている。同国の元代表でプレミアリーグでも活躍したブライアン・マクブライドが「彼のゲームを理解する能力とテクニックは17歳にして驚異的だ」と絶賛するほどだ。
プリシッチは先月28日のボリビア戦でアメリカ代表史上最年少となるゴールを記録した。大会前の試合で好プレーを見せたことから、アメリカでは早くも彼を先発で起用すべきかどうかの議論が巻き起こっているが、果たしてクリンスマンの選択は?