1日、コパ・アメリカ・センテナリオの初戦を間近に控えるメキシコとチリが、大会前最後の強化試合を行った。

本番直前とは思えないほど両者熱くなる展開の中なかなかゴールは生まれなかったが、勝負を決めたのはこの男の一発!

チチャリートだ!

試合終了間際の86分、10分ほど前に投入されたばかりのチチャリートは、ミゲル・ラユンの右サイドからのクロスをファーサイドで待ち受け、体勢を崩しながらも強引に頭で捻じ込んだのであった。

ファン・ハール体制のユナイテッド、レアル・マドリーで失望の日々を送ったものの、今季加入したレヴァークーゼンで17ゴールを記録し、見事にチームをCL出場権の3位へと導いたチチャリート。今夏は来季のCLを見据え、待望論もあったOAでのリオ五輪出場を断り、このコパ・アメリカ一本に絞った。

そんな華麗に復調を遂げたエースの一発で前回王者チリを撃破したメキシコは、これでパラグアイ、チリに連勝し良い雰囲気のまま本番を迎える。果たしてこの100周年の記念大会において、初めて南米以外のチームが優勝する快挙を成し遂げられるだろうか。

一方、チリは強化試合でジャマイカ、メキシコに連敗し、不安を抱えたまま本大会に臨むこととなった。

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