元クロアチア代表FWムラデン・ペトリッチが、自身のSNSで現役からの引退を表明した。
Sometimes a picture says more than a thousand words... But in this case i have to say something.. Doesn't matter how...
Mladen Petrićさんの投稿 2016年5月28日
ペトリッチは1981年生まれの35歳。かつてはバーゼル、ドルトムント、ハンブルガーSVでも活躍したレフティで、今季はパナシナイコスに所属していた。
チームは2~5位のプレーオフを戦っているところだが、最後のホームゲームとなるパニオニオス戦終了後にペトリッチは息子と娘と一緒にサポーターにお別れを告げたそう。実はチームから契約延長のオファーもあったというが、それを固辞して引退を決意したという。
「19年間のプロキャリアの後、さよならを言う時がきた」としつつ、家族や友人、そしてファンへの感謝も綴り、「ファン、そしてこの美しいゲーム(サッカー)が恋しくなるだろう!」と締めくくっていた。
さて、彼と言えばやはりこのシーンだろう。
バーゼルに所属していた2006-07シーズンのUEFAカップ対ナンシー戦。後半アディショナルタイムにGKフランコ・コスタンソが一発退場に…。
すでに交代枠を使い切っていたことから、急遽代役GKを任されると、PKを止めるという大仕事をやってのけたのだ(スコアは2-2)。
当時、このシーンについてこう語っていた。
ムラデン・ペトリッチ
「基本的にはとても簡単なことだよ。どちらかを選んで飛ぶ。
もちろん運にも寄るけど、大事な勝ち点をもたらせてとても嬉しいね。
すでに交代枠を使い切っていたので、GKが退場になった時に『グローブを俺にくれ』って言ったんだ。
幼い頃はゴールに立つことが好きだった。ゴールキーパーがやるように動いてセーブするのが、いつも好きだったんだ」
また、ピッチを去るコスタンソから飛ぶ方向のアドバイスも受けていたと明かしている。