24日、スコットランド・リーグ2のスターリング・アルビオンは、「スターリング・スミス美術館&博物館で、今週土曜日から日本展を開催する」と発表した。
スターリング・アルビオンは1945年に創設されたクラブ。第二次世界大戦でスタジアムが爆破されたことで解散したキングス・パークFCの後釜として作られたという歴史を持つ。
かつては激しいリーグ間の移動を経験したことから「ヨーヨー」との異名もとった。スコットランドでは初めて人工芝を導入した珍しいクラブとしても知られるが、有力な存在ではない。
しかし、彼らは日本にとって非常に特別なクラブなのだ。その理由は1966年の出来事にある。彼らはアテネとテヘランでの試合を行っている際に日本からの招待を受け、来日した。
日本ではサッカーがアマチュアスポーツであった当時、英国のプロクラブとして初めて招待され、代表チームとの親善試合を行ったのである。
これは日本だけではなくスターリング・アルビオンにとっても非常に貴重な歴史の一つ。それからちょうど50年となる今年、6週間に渡って展覧会が行われることになった。
An exhibition marking the 50th anniversary of our historic tour to Japan opens this Saturday in the @SmithMuseum pic.twitter.com/yvaFNHjeM9
— Stirling Albion FC (@Stirling_Albion) 2016年5月24日
Our Japan 1966 exhibition begins at the @SmithMuseum on Saturday. This was the team's schedule for the Far East tour pic.twitter.com/Pa04UVl42D
— Stirling Albion FC (@Stirling_Albion) 2016年5月25日
このような貴重な資料も数多く展示されているようだ。スコットランドを訪れる予定がある方は、ぜひスターリング・スミス美術館&博物館にも足を運んでみてはいかが?
なお、日本の側でも現在関西大学の黒田勇教授らが中心となってスターリング・アルビオンを再び日本に招待しようという運動が行われている。