中盤に負傷者が続出しているヴァンフォーレ甲府。

18日に行われたヤマザキナビスコカップのヴィッセル神戸戦では稲垣祥も負傷交代しており、これでボランチを本職とする選手が全員離脱するという緊急事態になった

0-2と敗れグループステージでの敗退が决定するなど厳しい現実を突きつけられた甲府だったが、ナイジェリア出身のFWデリック・チュカ・オグブが規格外のプレーを見せた。

0-2とリードされ迎えた84分、森晃太からパスを受け取ったチュカはボールを大きく前線に蹴り出すと、一瞬でトップスピードに到達!

あっという間に北本久仁衛を抜き去りシュートを放つも、これは神戸GK徳重健太にセーブされた。

それにしても、爆発的なまでの加速力である。トラップと同時に一気にギアを上げ、対峙していた北本を軽々と追い抜いた。これでもまだ軽々とプレーしている印象すらある…。

チュカは1990年生まれの25歳。

長身ながら豊かなスピードを誇り、両足からシュートが打てる選手だ。ベルギーのルーヴェンやルーマニアのCFRクルージュを経て、この春中国の遼寧宏運から甲府へと加入。一時チームを離れたが、ベルギー国籍を保有し再合流している。

まるでウサイン・ボルトのようなスピードを見せたそんなチュカだが、先日はリオ五輪候補のあの選手とこんなスプリント勝負をやっていた。

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