『Evening Standard』は「八百長事件関与の疑惑が解けたアントニオ・コンテ氏は、今度さらに強くなると話した」と報じた。
2011年にシエナの監督を務めていた際、不審な事件を知りながらも報告しなかったということで、2012年に長期の活動停止処分を受けることになったコンテ氏。
長らく裁判が続いてきたが、ようやく結審の日を迎えた。ピエルパオロ・ベルッツィ裁判官はコンテ氏に対して無罪を言い渡し、ついに全ての疑惑は晴れた。
来季チェルシーの監督に就任することが決まっているコンテ氏は以下のようにFacebookで声明を発表。これを乗り越えた自分は更に強くなると約束した。
アントニオ・コンテ
「4年前、朝5時に私の家が捜索され始めた時からだ。今日まで続いた悪夢のような日々が始まった。まるで永遠に続くかのように感じられた。
私を知っている人々、私の側にいた人々は知っている。アントニオ・コンテが八百長をしたという疑いが、どれだけ私を傷つけているかを。
今日、そのような醜い物語に終止符が打たれた。これらの噂を決して信じることがなかった家族に感謝したい。
私はいつも言ってきた。自分を判断する人々に向けて。『私はスポーツマンであり、最大限の献身と犠牲以上に成功に近づく道筋を知らない』と。
本当にひどい経験だった。しかし、私は前を向いている。抜け穴を求めるのではなく、立ち向かってきたことを示している。それは、私が常にスポーツで、そして人生でやってきたことだ。
私の忠誠心を疑わなかった人々に対しては、大きな謝意を届けたい。そして、私が更に強く、更にやる気を持って望むことを保証しよう」