『Bild』は「元ドイツ代表DFクリストフ・メッツェルダーは、バイエルン・ミュンヘンへの移籍が決まったマッツ・フメルスについて語った」と報じた。
かつてボルシア・ドルトムントの主力として活躍したあと、レアル・マドリーを経てシャルケ04へと移籍したメッツェルダー。
彼にとってはユース時代を過ごした古巣でもあったが、ドルトムントにとっては最大のライバルに加入したとあって、かつてのファンからは大きな批判を受けることになった。
現在ドルトムントのファンから怒りをぶつけられているマッツ・フメルスについて、彼は自身の経験を踏まえて以下のように語った。
クリストフ・メッツェルダー
「(マッツ・フメルスがバイエルンへの移籍を決めた)
彼にはミュンヘンにルーツを持つ家族がいる。彼はバイエルンで多くのタイトルを獲得するチャンスを得る。チャンピオンズリーグも含めてね。それは理解できるよ。
選手としては、常に不公平な扱いを受けていると感じるものだ。なにせ、合理的で理解しやすい説明がそこにあると信じているからね。
しかし、ファンが見ているポイントは、感情の統合なのだ。だから、なぜファンがそんなに怒るのかということを理解しなければならないよ。キャプテンがライバルのユニフォームを着て戻ってくる時にはね。
私はそれを経験した。シャルケ04に移籍した後にね。マッツはそれに耐えなければならないよ」
「(バイエルンはジェローム・ボアテングが怪我をしており、フメルスは大きな補強だ)
アトレティコ・マドリーとの対戦、そしてユヴェントス戦でも、彼らは怪我人の発生によって最終ラインに大きなダメージを負っていた。
ボアテングとフメルスは非常に印象的なコンビで、ヨーロッパでも最高のディフェンスだろう。
ジェロームはペップ・グアルディオラの下で飛躍を遂げた。彼はおそらくこのコンビでより完成される。なぜなら、彼はよりバトルとスピードに長けているからだ。
マッツは――対照的に、信じられないような戦略家であり、凄い自信家だ。そして、おそらくプレイメイカーとしてもベストだ」