『BBC』は「リビアサッカー連盟(LFF)は、国内リーグを5月15日から再開することを確認した」と報じた。
2010年に始まった「アラブの春」によって、中東諸国では多くの騒乱が発生した。北アフリカのリビアでも次年度に内戦が勃発し、長年国を指導してきたムアンマル・アル・カダフィ大佐の政権が崩壊した。
しかしその後国内は、政府のプレゼンスが低下したことによって複数の武装勢力が台頭するなどして、全体が不安定な状況に陥った。
2014年にはトリポリやベンガジなど主要都市で武装勢力の衝突が行われ、過激派組織ISISの侵入も許すことになった。
それに従って、治安状況の悪化からリビア・プレミアリーグは2011年から2度停止されてきた。2013-14シーズンには再開されたものの、その後また中断されている。
現在でも決して安定した状況になっているとは言いがたいものの、このところは八橋健一監督率いるハーツ・オブ・オークがリビアでキャンプをするなど改善の兆しを見せつつある。
そして、今回リビアのリーグ組織は政府当局との会談を行い、2015-16シーズンの開幕が可能であることを確認したという。
形式は21チームを2グループに分けて行うもので、木曜日にその組み合わせ抽選会が行われた。開幕戦は5月15日に開催予定だ。