『L'Equipe』は「ニースに所属しているフランス代表FWアテム・ベナルファは、今夏バルセロナに加入するための高度な交渉を行っている」と報じた。
アテム・ベナルファは1987年生まれの29歳。フランス国立のクレールフォンテーヌ・アカデミーで育成された後にリヨンユースへと移り、高い評価を得てプロデビューを果たしたドリブラーである。
その後マルセイユ、ニューカッスル・ユナイテッド、ハル・シティなどでは苦しい時間を過ごし、昨年はニースへの移籍が「シーズン3クラブ目」としてFIFAから認められないという不運にも見舞われた。
しかし半年間の浪人を経てニースに加入すると、今季32試合で17ゴールと大ブレイクを果たす。クロード・ピュエル監督によって前線での切り込み役を任され、4-3-1-2の前3枚のいずれかでプレーしてきた。
ニースとの契約は今季限りとなっており、来季に向けた去就については大きな注目の的になっていた。
フリーエージェントとなる彼に対してはアトレティコ・マドリー、パリ・サンジェルマン、リヴァプールなどが関心を寄せていると言われてきた。
しかしここに来てベナルファは先週バルセロナを訪れてクラブの関係者と会い、契約についての議論を行ったという。
バルセロナには現在トルコ代表FWアルダ・トゥランに大きなオファーが来ているとも言われている。もし大きな移籍金を獲得しつつ、さらにその攻撃力ダウンを補う契約がとれるとなれば、経済的には大きなメリットになるだろう。
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