『Turkish Football』は「中国超級リーグの北京国安は、トルコ代表MFアルダ・トゥラン獲得に向けて1億ユーロの入札を準備している」と報じた。
今季前日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏を指揮官に迎えた北京であるが、ここまでは絶不調。特に得点力の不足に苦しんでおり、16チーム中13位に沈んだ状態にある。
それを打開するためか、彼らは夏のマーケットで大きな補強を行うことを検討しているようだ。
そのターゲットがアルダ・トゥランで、その入札額は1億ユーロ(およそ124.3億円)という莫大な数字であるという。しかも、同時にブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスを獲得しようというプランもあるとのこと。
今年初頭のマーケットで「爆買い」と話題になった中国。多くの有名選手が大きなお金で移籍し、中国超級リーグは盛り上がりを見せている。
そこでやや遅れているチームが今夏のマーケットにおいて大きな投資を行うのではないかと考えられており、再び注目が集まりそうなのだ。
AFCチャンピオンズリーグで敗れてしまった広州恒大は、超級リーグで首位に立っていながらも外国人入れ替えの噂がある。
アトレティコ・マドリーから獲得したものの上手くフィットしないコロンビア代表FWジャクソン・マルティネス、さらにブラジル代表MFパウリーニョを放出する可能性もあるという。
そして、その代わりに獲得したいのはチェルシーのブラジル代表MFウィリアンであるとも。その入札額は5000万ポンド(およそ79.4億円)ではないかと推測されている。
また、バルセロナのDFハビエル・マスケラーノに対しても「目がくらむような」オファーが送られていたというのだ。
『Mundo Deportivo』によれば、ある中国のクラブが総額5000万ユーロ(およそ62.1億円)という巨額のオファーを送ってきたとのことだ。
ただ、これに関してはマスケラーノ側が拒否をしており、それ以上の交渉には進んでいないようである。
圧倒的な資金力を武器に世界のサッカー界で存在感を高めている中国。夏のマーケットでも台風の目になってくるのだろうか?