先週末、アルビレックス新潟はアウェイで名古屋グランパスと対戦。

ロビン・シモヴィッチと永井謙佑にゴールを許し1-2と敗れたのだが、64分にあげたゴールがなかなか美しかったのでご紹介。

2-0とリードされて迎えた後半、小泉慶からパスを受けた加藤大が前線にふらりとしたボールを送る。

するとここに端山豪が走りこみ、巧みなタッチでこれをトラップ。ボールを一度地面に落とし相手GKのタイミングをズラすと、華麗なループシュートでゴールを奪った。

コントロールからフィニッシュまで、それはまるでデニス・ベルカンプを彷彿とさせる美しい得点であった。

ゴールをあげた端山(はやま)は1993年4月9日生まれの23歳。

ジュニア時代から東京ヴェルディのアカデミーで育ち、ユースでも10番を背負うなどそのテクニックが注目されていたが、怪我もあり大学へ進学する。慶應義塾大学では2年時に早くも攻撃の中心選手となり、2013年7月、古巣・東京Vに特別指定選手として登録された。

ユース時代には主にボランチとしてプレーし、大学に入ってからはFWで起用されるようになった端山。新潟の公式サイトではMF登録されているが、この日は山崎亮平とのコンビで2トップを組み先発フル出場を果たした。

『スカパー!』のハイライト映像ではこの得点について「プロ初ゴール」と紹介しているが、これは誤り。端山は昨シーズンの2ndステージ第14節松本山雅戦でゴールを決めており、これがプロキャリアでの2点目となった。

今季のJ1ではこの日の名古屋戦が初出場となったのだが、定位置確保に向け良いアピールとなったはずだ。

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