先週末に行われたJ2第9節。
西京極総合運動公園陸上競技場では京都サンガ対徳島ヴォルティスの一戦が行われた。
試合は15分に動く。
木村祐志のコーナーキックに橋内優也が頭で合わせてアウェイの徳島が先制。
今季ホームで1勝しかあげられていない京都はその後攻勢に出るのだが、徳島GK相澤貴志の牙城を崩し切ることが出来ず、試合はこのまま終了に。0-1で徳島が勝利した。
貴重な勝ち点3を手にしたそんな徳島だが、この試合のスタッツが話題となっている。
なんと、シュート数1本で勝利していたのだ。Jリーグ公式サイトに掲載されていたスタッツは以下の通り。
【シュート数】
13 - 1
【コーナーキック】
7 - 5
【フリーキック】
13 - 12
※データは左が京都、右が徳島
シュート1本で勝ち点3を手にするとはなかなか珍しいケースだ。「効率的である」とも言えるし、「勝ちを拾った」とも評価ができるだろう。一方、試合を優位に進めていた京都からするとかなり悔しさの残る負け方だ。
試合後、京都MF佐藤健太郎は「シュートが1本しかない相手に負けてしまったので、捉え方は難しい」とコメント。
また、MF堀米勇輝は課題を指摘しながらも、「相手にシュートを1本しか打たせないというのは、なかなかできることじゃない。自信を持って、このサッカーを深めていくことも大事だと思う」とチームのパフォーマンスをポジティブに振り返った。
また、好セーブを連発しチームに勝利をもたらした徳島GK相澤は、チームのシュート数を問われ思わず苦笑していたという。
そして、「いい時間帯にセットプレーで得点できて、チームとしては試合を進めやすくなったのですが、やはり(相手の攻撃を)受けてしまったかなというのは否めないですね」と話したようだ。