スコティッシュ・カップ決勝進出を賭け、ハイバーニアンとダンディー・ユナイテッドが激突した。

ハムデン・パークでの一戦には、ダンディーのGK川島永嗣も先発出場。前半28分、ハイバーニアンにPKの大チャンスが訪れたのだが…。

20歳の若きFWジェイソン・カミングスは大胆にもパネンカを狙うも、シュートはバーを越えてしまい失敗…。完全にタイミングを外された川島だったが、この結果には思わずガッツポーズを見せていた。

『BBC』によれば、この失敗にヒブスサポーターは「憤慨していた」そう。実際、ダンディーサポーターの喝采の後には、ブーイングが聞こえる。

また、『Sky Sports』のアンディー・ウォーカー(元スコットランド代表FW)も「うぬぼれ屋で、傲慢で、本当に愚か」、カップ戦決勝に進めるチャンスを…と激辛なコメントをしていた。ハイバーニアンにとっては、1901–02シーズン以来114年ぶりの優勝を目指しているだけに重要な場面だったのだ。

5日前のフォルカーク戦では、豪快にPKを蹴り込んでいたカミングス。絶対に決めなければならない場面でパネンカを選択したわけだが、なぜここで…ということなのだろう。

その後、試合はスコアレスのままPK戦の投入。ダンディー側が2人失敗した後、なんと最後はカミングスがPKを沈めて勝負あり。

2部ハイバーニアンが1部ダンディーを下して決勝進出を決めている(決勝の相手はセルティックとレンジャーズの勝者)。

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