9日、『Wales Online』は「イングランド・プレミアリーグのスウォンジー・シティが、アメリカ人投資家に株式を売却する交渉を進めている」と報じた。

大きなテレビ放映権収入があるということもあり、現在世界中から投資家がある待っているイングランド。ウェールズからの越境参加であるスウォンジーにもその手が伸びているようだ。

交渉をしている相手というのは、アメリカ人投資家のジェイソン・レヴィアンとスティーヴ・カプランである。

前者はボクシングの世界3階級制覇王者ヘクター・カマチョをマネージメントした父親を持つ弁護士で、スポーツビジネスに関与してきた人物。

シカゴ・ブルズで6年間契約を取り仕切った後、フィラデルフィア・セブンティシクサーズの買収を行ったコンソーシアムを管理した。サッカーではDCユナイテッドの新スタジアム建設に携わり、エリック・トヒルのパートナーとしてインテルにもかかわってきた。

昨年まではメンフィス・グリズリーズのオーナーになったジャスティン・ティンバーレイクのパートナーとして働いていた。

そのビジネスパートナー的存在がスティーヴ・カプランだ。彼は世界13の都市に拠点を持つ資産運用会社の創設者であり、2012年にメンフィス・グリズリーズの買収に参加。

この両名は昨年ミネソタ・ティンバーウルヴズの株式を20%取得しており、マイナー株主として経営にかかわっている。

彼らがクラブの株式を獲得した場合、行われる投資は1億ポンド(およそ158.9億円)の価値があるものになると推測されている。交渉はシーズン終了までには結論が出る見込みだ。

このところエヴァートン、クリスタル・パレス、そしてボーンマスとアメリカの資本が流入しているプレミアリーグ。ますます国際的な競争になっていきそうだ。

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