ドイツ・ブンデスリーガで最下位に沈むハノーファーは3日、トーマス・シャーフ監督の解任を発表した。

チームは今シーズン終了まで、U-19で監督を務めるダニエル・シュテンデル(写真)が指揮することになる。

ヴェルダー・ブレーメン時代に「超攻撃型サッカー」で黄金期を築いた名将も、“あまりに悲惨な成績”により、昨年末の就任から僅か3か月でクラブを去ることになった。

こちらが就任以来の成績だ。

18 ●1-2(H) ダルムシュタット
19 ●0-3(A) レヴァークーゼン
20 ●0-1(H) マインツ
21 ●0-1(A) ドルトムント
22 ●0-1(H) アウクスブルク
23 ○2-1(A) シュトゥットガルト
24 ●0-4(H) ヴォルフスブルク
25 ●1-4(A) ブレーメン
26 ●0-2(H) ケルン
27 ●0-1(A) フランクフルト
28 ●0-3(H) ハンブルガー

なんと11試合1勝10敗4得点23失点…

一般に残留を目指すクラブは守備の構築を得意とする指揮官にチームを託す。そのため当初から周囲は「攻撃サッカーの信奉者」であるシャーフ監督の就任に懐疑的だったが、守備はおろか真骨頂である攻撃面でも全く機能させられなかったのだ。

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