今回のインターナショナルマッチウィークで、初めてフランス代表に招集されたレスターMFエンゴロ・カンテ。
25日のオランダ戦では後半スタートから出場しデビューを飾ると、持ち前のボール奪取能力でメンフィス・デパイからボールを奪った。
そんなカンテは29日のロシア戦で先発出場のチャンスを得たのだが、出場から10分足らずで初ゴールを記録した。
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8分、後方からのロングボールをアンドレ=ピエール・ジニャックがコントロールし、アントワーヌ・グリーズマンへとパス。
足を滑らせながらもこれを拾ったグリーズマンは相手数人を引きつけると、スペースのパスを送りカンテを走らせる。
そしてこのボールに反応したカンテはゴール左隅にボールを流し、代表チームでの嬉しい初ゴールが決まった。
左サイドの方から中へとカットインしてきたカンテ。
右利きであることを考えると、GKとしてはファーサイドをケアするのが定石である(カンテから見て右側)。相手GKイゴール・アキンフェエフもあえてそのサイドを大きくあけて誘うようなポジション取りをしている。
しかし、カンテがシュートコースとして選んだのはニアサイドであった。要は、GKの逆を突いたわけだ。これはかなり勇気がいる選択であり、しっかりとしたシュート技術がないとなかなか蹴ることのできないコースである。
カンテといえばその風貌と卓越したボール奪取能力からクロード・マケレレと比較されることも少なくないが、パスを繋いだりシュートをしたりする能力もやはりなかなかのものだ。