プレミアリーグで圧巻のパフォーマンスを見せ続けているレスターのMFエンゴロ・カンテが、ついにフランス代表に初招集された。卓越した守備者として名選手たちと比較されることも多い彼について考察してみる。

名選手と比較を検証してみる その1

新しい選手には大抵「新しい○○」という愛称が付けられるものだ。もちろん、カンテも例外ではない。

早い段階から言われていたのは『NEXTアマドゥ・ファイ』。

2002年のワールドカップに出場したことで知られるセネガル代表ボランチで、確実な潰しとパスの配球を得意とした守備の職人だった。

イングランドでもポーツマス、ニューカッスル、チャールトン、ストーク・シティなどでプレーしたことで知られる。

ただ、比較すればファイは180cmを超える大型選手であり、元々は攻撃も出来る選手だったが、後に最終ラインでもプレーするようなファイターになった。

そういう点で言えば、小さな体格のエンゴロ・カンテとはかなり違うタイプであると言えるだろう。

ただ、この二人、単純に顔が似ているのである……

次に言われていたのは『NEXTラサナ・ディアラ』だ。

アーセナル、チェルシー、レアル・マドリーなど数々のビッグクラブに所属した経験を持つ彼は、高い身体能力と豊富な運動量を兼ね備えるボランチとして知られた。

カンテとは体格がほぼ同じで、フランスのトップリーグをあまり経験していないことも含めてやや似ている所も多い。

若くして出番が得られないような所にばかり行ってしまったこと、そして2010年に病気に罹ってしまったことで成長が阻害されてしまった感があるが…

もしラスがあのままポーツマスでキャリアを続けていたらエンゴロ・カンテのようになっていたかも? まあ、どちらにしろポーツマスはこのあと財政難で大変なことになるのだが。

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