現在プレミアリーグで首位に立つレスター。そのレスターにクラブ史上最高額の移籍金を残した選手といえばエミール・ヘスキーだ。
Emile Heskey reveals all on his £100k donation which stopped Leicester from going bust https://t.co/ChkQHwh2fS #LCFC pic.twitter.com/k8W8IxXjXD
— Daily Star Sport (@DailyStar_Sport) 2016年3月18日
地元レスターで生まれ、9歳でクラブに入団したヘスキー。その彼にまつわるちょっといい話を『Daily Star』が伝えていた。
レスターでボールボーイもしていたヘスキーは17歳でデビューすると、2000年に1100万ポンド(現レートで17.7億円)でリヴァプールに買い取られた。
その2年後にレスターは破産申請をし、危機的状況に陥った。その際、ヘスキーは10万ポンド(現レートで1614万円)の寄付を行っていたという。同紙によれば、それは本当に価値のあるものだったとのこと。
エミール・ヘスキー
「自分はあのクラブに9歳の頃からいたことを思い出さなければならなかった。
ずっとあそこにいたし、17歳でデビューした。自分はあの街で生まれたし、いまだに家族に会うために何度も帰るんだ。
あのクラブでなければ、今の自分になれただろうか?また、これまで成し遂げたことができただろうか?
自分に起きた全てのことは、小さな子供の頃からあそこでスタートしたことに由来するんだ。
(寄付は)自分のすべきことだと感じたし、 公正な立場で言うなら、もう少し多くの人達がそうしてもよかったと思ったね。でも、おそらく彼らは自分ほど深い気持ちを持っていなかったんだろう。
条件を付けずに寄付した。クラブへの愛だからね。彼らは危機的な状態だったし、絶望的だった。自分がプレーし、カップ戦決勝にまで行ったクラブが、あんな悲惨な状態になるのを目にすることは悲しかった。
フィルバート・ストリート(レスターの旧本拠地)でボールボーイもやったし、(レスターの選手として)旧ウェンブリーでプレーした時には両親も観に来た。自分に起きた全てのことは、あそこでスタートしたことに寄るものなんだよ。
(あの時)クラブは誰も見たくない方向へ進んでいた。自分がすべきことだった。何も期待(見返り?)していなかった」
なお、ヘスキーがレスターに寄付を行ったという話題は、2002年時点で『BBC』が伝えている。また、彼は寄付を行ったうちのひとりである。