『Africanfootball』は「リールに所属している元フランスU-21代表FWヤシヌ・ベンジアは、アルジェリア代表の招集を受けることを決めた」と報じた。
ヤシヌ・ベンジアは1994年生まれの21歳。リヨンの下部組織で育成され、ジュニアでは34試合36ゴールというクラブ記録を作り上げたことで知られる選手である。
同じアルジェリアにルーツを持つことから、イシャク・ベルフォディル、ヤニス・タフェルとともに「NEXTベンゼマ」とも呼ばれ期待された。
フランスの各年代では常にエースとして招集され、その期待にも応えてきたストライカーであるが、唯一リヨンではなかなか活躍出来なかった。
そして昨年夏にはついにリヨンを離れることになり、リールへと移籍。今季はレギュラーとして起用されているものの、まだ本領発揮には至っていない。
現在アルジェリアは3月末のアフリカネイションズカップ予選に向けて準備を進めている最中で、近年強さを増しているエチオピアとの重要な2試合を控えている。
イスラム・スリマニ以外のストライカーが不足しているチームにとって、おそらくベンジアは大きな戦力になるハズだ。
同じフランスリーグで戦っていた経験を持っているクリスティアン・グルキュフ監督にとっては、非常に大きなピースとなるだろう。