8月14日、フランス・リーグアンのリヨンは「ローマから元フランス代表DFマプ・ヤンガ=エンビワを獲得した」と公式発表した。

契約期間は2020年6月30日までの5年間。移籍金も発表されており、800万ユーロ(およそ10.9億円)に最大ボーナス200万ユーロ(およそ2.7億円)という形になったとのことだ。

マプ・ヤンガ=エンビワは1989年生まれの26歳。中央アフリカの生まれであるが若くしてフランスに渡り、モンペリエの下部組織で育成されたセンターバックである。

オリヴィエ・ジルーなどと共にリーグアン制覇に貢献した後、2013年にニューカッスル・ユナイテッドに移籍。昨年夏にはローマに移り、セリエAでも経験を積んだ。

リヨンのジャン=ミシェル・オラス会長は先日の記者会見でセンターバックの補強に動いていること、ヤンガ=エンビワとの交渉を行っていることを明言しており、それが最終的に成功裏に終わった形となる。

一方、『L'Equipe』は「リヨンは、FWヤシヌ・ベンジアをレンヌに放出することに合意している」と報じている。

ユース時代にはNEXTベンゼマと高い評価を得たベンジアであるが、トップチームではなかなか力を発揮できず。今夏はチームを離れるのではないかとも言われていた。

既にレンヌは300万ユーロ(およそ4.1億円)の移籍金を提示しており、リヨンはそれに合意しているが、ベンジア自身がクラブを離れることを拒否しており、まだ交渉の行方については不透明になっているようだ。

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