アーセン・ヴェンゲル
「ビッグプレイヤーでなければ、最初から戦わなければならない。高い位置からスタートすることが出来ない。
しかしながら、それは仕事を学ぶことが出来るというのも意味するのだ。
私はユースチームから指揮を始めた。忘れられた33歳として仕事を始めた。フィットネスコーチがいない、ゴールキーパーコーチもいない。私だけがいた、そんなチームだった。
誰もが仕事を学ばなければならない。私は練習のため、ゴールキーパーにシュートを打つ事もしなければならなかった。
それよりもいい方法はなかったわけだが、物事は変わった。今はチームの周りに多くの人々がいる」
「難しいスタートを切ってしまったときは――第一に、これまでそのような状況から抜け出した実績がないのならば、信憑性を得ることは出来ない。
その中で悪いスタートを切ったのなら、より難しくなってしまう。良いチームを持っているのなら、ある段階で何らかの道は見つけられるだろう。バレンシアはそれが出来ると思う。
私は信じている。自分がスタートした時からの劇的な変化を見ればね。サッカー人として必要なのは、それだ。
誰もが全ての決断を下さなければならない。純粋に自身の判断、そして、アシスタントの判断によってね。
革命という点で言えば、将来的にマネージャーはフットボールのスペシャリストである必要はなくなるだろう。
なぜなら、スタッフによって支えられることができるし、問題点は周りから上がってくるデータをいかにチームの選択に適応させていくかどうかということになるからだ」
G・ネヴィルについて語るヴェンゲル、彼が思う監督のスタートとは?
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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