2016年もPSGの勢いは留まることを知らない。クプ・ドゥ・ラ・リーグ準決勝でトゥールーズを2-0で撃破し、決勝進出を決めた。
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— Toulouse FC Officiel (@ToulouseFC) 2016, 1月 27
エセキエル・ラベッシとアンヘル・ディ・マリアのゴールで勝利を掴んだPSG。試合終盤にはこんな場面があった。
(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)
相手FWマルティン・ブライスワイトのPKを見事に止めたのは、PSGのベテランGKニコラ・ドゥシェズ。
35歳のドゥシェズは今季ケヴィン・トラップが加入したことで第3GKとなっている(昨季までの正GKサルヴァトーレ・シリグは、少なくとも今季末までは残留するとの報道)。
そんな彼だが、いかにチームメイトたちに慕われているかがこのシーンでよく分かる。PKを止めた後、ほぼ全員が彼のもとに駆け寄り、そのプレーを讃えていたのだ。特にブレーズ・マテュイディの嬉しそうなこと…。
このシーンについて、PSGのMFバンジャマン・スタンブリは「Pocho(ラベッシ)が得点し、ニコ(ドゥシェズ)が止めたことを見れて僕らは嬉しい。なぜなら、彼らがこの瞬間のために、練習やジムで多くの時間を費やしてきたことを知っているからね。僕らにとって多くの意味があることさ」と述べていた。
一方、これが今季初出場だったドゥシェズは試合後、こう語った。
ニコラ・ドゥシェズ(PSG GK)
「我々は非常に集中していた。ゴールがなかった前半も多くのチャンスを作っていた。自信を保ち、後半には違いを作り出せた。
PKセーブは嬉しいよ。自分の事じゃなく、プレスネル(・キンペンベ、20歳のDF)のことがね。彼は素晴らしい試合をしていたし、PKの判定は少し厳しかったように思う」
どうやらPKを与えてしまった若手DFのためにもPKを止めたかったという思いがあったようだ。さすがベテラン!
なお、クプ・ドゥ・ラ・リーグ決勝の相手はリールに決まっている。