風間八宏体制5年目を迎える川崎フロンターレ。不動のスタイルを確立することはできたが、「その先」を狙うクラブにとってはそろそろ正念場だろう。

今オフはGK西部洋平(清水)、MF山本真希、FW船山貴之(ともに千葉)、DF中澤聡太、FW杉本健勇(ともにC大阪)、DF實藤友紀(福岡)などを放出。代わりに、地元出身の元日本代表FW森本貴幸(千葉)やU-23日本代表の原川力(京都)、奈良竜樹(札幌)、そして新外国人選手としてGKチョン・ソンリョン(水原三星)、MFエドゥアルド・ネット(アヴァイ)らを獲得している。

その川崎が17日、2016シーズンの新体制発表会を開催し、昨年10月に発表したホーム(1st)以外の新ユニフォームをお披露目した。

Kawasaki Frontale 2016 Puma Away

川崎の今季ユニフォームはクラブ創設20周年を記念した復刻デザインが注目を集めているが、白のアウェイ(2nd)もそれに合わせ、1998シーズンのアウェイを模したユニフォームを採用している。

この年は、クラブの歴史の中でも分岐点の一つといえる「J1参入決定戦」があったシーズン。忘れることのできない“想い”を語り継いでいくために、このユニフォームを着用してクラブ20周年に臨む。

伝説のJ1参入決定戦1回戦。ベット監督率いる川崎はツゥット(トゥット)が勝ち越し弾を決めるも、89分に山下芳輝のゴールでまさかの同点。結局フェルナンドのVゴールにより2-3で敗れた。

一緒に発表された緑のGKホームも、今回のアウェイと同じテンプレートを使用している。

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