バルセロナも興味を示しているとされる、アヤックスの新星リーシェトリー・バズール。守備的MFやセンターバック、さらにはトップ下も高次元でこなせる19歳は将来を嘱望されている逸材だ。

その彼について、オランダの『telegraaf』が気になる情報を伝えていた。

アヤックスはどんな選手でもあっても適正価値で売るという主義を貫いており、バズールには2500万ユーロ(31.9億円)という値札が付けられてるという。

そんななか、現在セリエA首位に立つナポリがアヤックスのディレクターであるマルク・オフェルマルスから選手個人と会談することを許されたという。つまり、ナポリ側は2500万ユーロを支払う意思を見せたようだ。

そして、ナポリはバズールの代理人らを来週のコッパ・イタリア対インテル戦に招待したというが、その誘いは断られたという。なんでもバズールがシーズン中の海外移籍を望まず、アヤックスに残留することを選んだそうだ。

これで冬移籍の可能性は消滅した形だが、夏以降再びその去就が注目を集めることになるだろう。

さて、新成人特集でも紹介した彼について、あらためて当サイトのデータベース情報で補足したい。

Riechedly Bazoer、についての独自DB情報

アヤックス下部組織出身のオランダ代表DF兼MF。

もとはPSVの下部出身だが、アヤックスに引き抜かれると弱冠16歳だった2013-14シーズン開幕前のキャンプでトップチームに帯同した。

登録はDFになったりMFになったりするが、攻撃的素養、フィジカル、冷静さがあり、CBや中盤の深い位置、そしてトップ下でもプレーする。

セードルフやライカールトらオランダ代表MFの系譜にある選手と言えるだろうか。ちなみに、自身がお手本としているのは元フランス代表MFパトリック・ヴィエラだそう。

2013年2月にルーツを持つカリブ海のキュラソー代表から誘いを受けたが、オランダの金の卵である彼の代理人はこれを断ったようだ。その後、2015年11月にオランダフル代表にデビューしている。

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