一時はアレシャンドレ・パトの獲得に近づいていると伝えられていたリヴァプールだが、英国『guardian』では別のFWの名前を伝えている。

それによれば、彼らはアスレティック・ビルバオのFWイニャキ・ウィリアムスを注視しているという。

イニャキは1994年生まれの21歳。ガーナ人の父親とリベリア人の母親のもと、ビルバオで生まれたという経歴を持っている。

スペインU-21代表でも主力の彼は186cmという長身で、しなやかさと身体能力を併せ持つ気鋭のアタッカー。今季は10ゴール(リーガでは6点)とブレイク中だが、バイアウト額は2000万ユーロ(25.6億円)と手が届く値になっている。そのため、リヴァプールだけでなくアトレティコ・マドリーとレアル・マドリーも興味を示しているという(今後マドリーの両雄には移籍禁止処分を下される可能性がある)。

ユルゲン・クロップ監督は前線の強化を目論んでおり、チームはこの数週間の間にイニャキのスカウディングを行ったと考えられるとのこと。ただ、彼についてはアーセナルとトッテナムのロンドン勢も同じくスカウトを派遣したそうで、獲得レースは熾烈を極めそうだ。

そのイニャキの契約は2017年まで。ビルバオ側にはバイアウト額を1億ユーロ(128億円)に引き上げた新契約を結ばせたいという意向があるというが、イニャキ側はこれまで応じていないという。ビルバオとしてはせっかくの新星を易々と手放すつもりはもちろんないはずだが…。

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