MLSで最初にプレーした日本人として知られる木村光佑が、14日のスーパードラフト1巡目にトロントFCから指名された遠藤翼を称賛した。
木村は川崎フロンターレのユース出身で、怪我でトップ昇格を諦めて渡米しウェスタンイリノイ大学に入学。2007年のドラフトで指名を受け、コロラド・ラピッズに加入した。
コロラドでは2010年のMLSカップを制して全米の頂点に立ち、日本代表招集の待望論が生まれたほどの実績を持っている。ニューヨーク・レッドブルズ時代にはティエリ・アンリ、ティム・ケイヒルら錚々たる面々とチームメイトであった。
このようにMLSで最も成功した日本人選手である木村だが、自身の過去と比較したうえで遠藤を褒め称えた。
MLSのドラフトでMarylandの翼くんが9巡目で@torontofc に指名されました!おめでとう!僕の時から9年らしいけど、僕は補助ドラフトだったので彼の方が断然すごい!!活躍を期待してます。 https://t.co/hq578tKE5q
— 木村 光佑(Kosuke Kimura) (@iamkosukekimura) 2016, 1月 15
「MLSのドラフトでMarylandの翼くんが9巡目で@torontofc に指名されました!おめでとう!僕の時から9年らしいけど、僕は補助ドラフトだったので彼の方が断然すごい!!活躍を期待してます」
2013年まで実施されていた補助ドラフト(追加ドラフト)は、スーパードラフトで指名されなかった選手を選択するもの。木村は自身が脚光を浴びるスーパードラフトではなく補助ドラフトからプロ入りした過去を回想し、1巡目で指名された遠藤の快挙を素直に称賛したのである。
なお、木村はMLSで8年間プレーした後、昨シーズン、ポーランド2部リーグでプレー。昨夏、北米サッカーリーグ(NASL)のアトランタ・シルバーバックスに加入したが、同クラブは今月11日、新しいオーナーが見つからなかったことを理由に運営中止を発表している。木村の今後も気になるところだ。