今年も色々な話題を振りまいてくれた“白い巨人”レアル・マドリー。

スペイン紙『Marca』では、「レアル破滅の12か月」としてレアル・マドリーの暗き(原文より)1年を振り返っていたので紹介する。

1月

(クラブW杯で優勝し)新たな世界王者となったレアル・マドリーの公式戦22連勝は、突然メスタージャで終わりを迎えた。

物事はさらに悪いほうへ向かった。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだコパ・デル・レイでもフェルナンド・トーレスにゴールを許すなど、アトレティコ相手に敗れ去った。クリスティアーノ・ロナウドがFIFAバロンドールの受賞式で素っ頓狂な叫び声を上げ、騒ぎとなってからからほんの数日後に。

2月

敵地でアトレティコ・マドリーに0-4で敗れた後のロナウドの悪名高きバースデーパーティーはいまだにその余波が残っている。

ケビン・ロルダンがロナウドを含めた選手数人とステージ上で踊る写真とビデオは、カルロ・アンチェロッティ体制崩壊のきっかけとなった。

3月

ホームでのビジャレアル戦(△1-1)、アウェイでのビルバオ戦(●0-1)での失態によって、カンプ・ノウでバルサに敗れる前にリーガでのアドバンテージを明け渡した。

ヨーロッパでの戦いでは、この月の最も快適になるべき夜が、極限に近いところまで達した。

CL決勝トーナメント1回戦で対峙したのはシャルケ。2月の1stレグではマドリーが2-0で勝利していた。だが、ホームでの2ndレグでは4点を奪われて、あわやというところまで追いつめられた(結果は3-4で敗れたが、2戦合計5-4で辛くも勝ち抜け)。ベルナベウの観客たちは火山以上に噴火していた。