リヴァプールにおいて将来を嘱望される存在であるジェローム・シンクレアは19歳のFWだ。

2011年にWBAから移ってきた彼は、翌年のリーグカップにおいてリヴァプール史上最年少デビュー(16歳と6日)を果たしている。

ただ、リヴァプールとの契約延長に難色を示していると噂されてきた。このほど、『liverpool echo』が伝えたところによれば、契約が切れる今シーズン限りで退団する可能性が高まっているようだ。

また、最近になって彼のエージェンドがエイディ(エイドリアン)・ウォードへ変更になったそう。ウォードはこの夏にリヴァプールから退団し、マンチェスター・シティへと移籍したラヒーム・スターリングの代理人でもある。スターリングの移籍に際してはかなり強硬な態度で話を推し進めた人物だ。

シンクレアの契約延長の話がとん挫しているのは、リヴァプールのオファー額と選手側が求めるものにかなりのギャップが生じているためだと考えられているとのこと。

もしシンクレアの契約がこのまま満了となり、彼がイングランドの他のクラブへ加入した場合、リヴァプールとしては補償費を求めることになるだろうともされている(ダニー・イングスのケースでもそうだったように、24歳以下の場合は補償を得る資格がある)。

ただ、シンクレアがこの1月にイングランド国外のクラブと契約前合意に達する可能性もある。もし、そうなった場合にはFIFAの規則によりリヴァプールは25万ポンド(およそ4523万円)ほどの金額しか受け取ることができないそうだ。

シンクレアはトップチームの指揮官がユルゲン・クロップに変更となった後も10月の試合で2度ベンチ入りしたのみ。U-21でのプレーが続いているというが、その選択は…。

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